ターミネーター レビュー(2)

   ストーリー上の新機軸は、反乱軍のリーダージョン・コナーが新型T-3000に乗っ取られ、サラ・コナーと将来ジョンの父となるカイル・リースを襲うというものだ。

 面白いのはサラが「泥棒になったクラリス」であること。「2」のシュワちゃんを「おじさま(♥)」と呼び、シュワちゃんも彼女の守護者(Guardian)として未来からやって来るターミネーターズへの周到な対策を練ったのだ。各タイプへの対策は

「1」の金属ロボット→1984年に送られ、剥き身の若いシュワちゃん登場。衣服をゲットしようとチンピラ共に迫った時に、「待ちくたびれたぜ。」とオールドシュワちゃん颯爽と登場。ヤングシュワちゃんと肉弾戦の最中、隣のビルからサラが対物ライフル(!)で狙撃。ヤングシュワちゃんは胸をブチ抜かれて機能停止。

「2」の液体金属ロボット→ヤングとの騒ぎを聞きつけた警官(イ・ビョンホン)が無口かつ無表情に登場。「2」の警官よろしく二人を追跡。銃弾が効かない再生能力を存分に発揮し、とある場所にサラを追い詰める。絶対絶命!

  しかしこれは準備されたトラップだった。イケメン韓流スターは天井から大量の酸をブッかけられて、なすすべなく融解。溶け残った残骸も箱に入れて溶かされるという念の入れようだ。

今回の粒子タイプ

  ①病院内での襲撃→逃走してとある部屋に誘導。そこにはMRIがあり、起動による電磁発生で動きを抑制。「3」の女性型ターミネーターをシンクロトロンで分解した手法である。

  ②  ヘリによる追撃→追い込まれたところでシュワちゃん

"I'll be back."(デデンデンデデン!)

  の名セリフと共にヘリにダイブ&特攻!ヘリごと地表に墜落して大爆発。本人は当然のごとく無事に帰還w。

  ③タイムマシンの原型となる超電磁発生機のコア→強磁界の中で分解しつつタイマンバトル。結局2体とも分解。しかしイイモンシュワちゃんは、チートにもT-1000にアップデートして帰還。

  …主人公とはいえ、ズルくね?

  そんなわけで、敵は完全に倒しました。めでたしめでたし。

 ところでエンディングで、何か復活していたようなシーンがあったが、気のせいだろうw。

  今回完全にイイモンのシュワちゃんは、年を経て大分人間味が出てきて好感度アップ。シャレたセリフもちょいちょいあってよろしかった。次回作も出てくれると嬉しい。

  さ、次は「進撃の巨人」か「ミッション・インポッシブル」だな。また暑い中、近江八幡まで行くかぁ。

  個人評価: ★★★☆