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あの日の悲しみを突き抜けろ! ーU23五輪予選 vsイラク 2ー1

 勝てば五輪出場となる準決勝。相手はイラクドーハの悲劇の相手であり、以前この世代にも煮え湯を飲ませている因縁の相手だ。

 試合はFWコンビの高速グラウンダークロスにゴール正面でピンポイントに合わせた久保の先制でリードしたが、やがてゴール前の混戦で、久しぶりにATフィールドを展開してセーブを連発したGKも同点弾を決められてしまう。

 ジリジリした雰囲気の中時間は進み、延長も視野に入った後半ロスタイム。右から上がったクロスをキーパーがパンチング、上がったボールは、ゴール正面のPKマーク付近にいた選手に当たった。周囲にプレーヤーはいない。

 今だ!あの日の悔しさと悲しみの涙を


 振り払え!


 走り出た原川が左を振り抜く!放たれたシュートは相手DFをかすめ、そのまま一直線にゴールネットを突き刺した!

 決勝弾!

 23年前のあの日、ドーハで悲しみに沈んだJリーグ創成期の代表メンバー達の無念を晴らす、日本サッカーにつきまとっていた中東勢のしがらみを断ち切る見事なミドルシュート

 よくやったU23日本代表!

 リオ五輪出場本当におめでとう!

 思えば若き日の前園や川口が、必死になってサウジの猛攻を耐え抜いた末に勝ち取った五輪出場。それは翌年アトランタでのブラジル戦勝利という「奇跡」を呼び込んだものだった。今回出場を決めた日本が、半年後に世界を驚かせることはないとどうして言えるだろうか?傑出したタレントはいなくとも、サッカーはチーム戦だ。みんなで守って、みんなで点を取り、そして勝って笑うのだ。

 ちなみに決勝はvs韓国・・・。まあ、勝ち負けはこだわらないことにしよう。ケガのないように頑張ってほしい。