これからの「ラブソング」

 初回拡大90分SPとさんざん番宣を打っておきながら10.6%と意外な低視聴率に沈んだ月9「ラブソング」ネットのドラマ評はアンチがここぞとばかりに叩いているが、個人的には最後まで見た。吃音というなかなかヘビーなハンディを持つヒロインを熱演し、クライマックスの歌うシーンでは、思わず「そうだ!がんばれ!」と感情移入して涙ぐむ始末。メンタルの弱いオッサンだ。

 夏帆や鬼ちゃん(@au)の好演もあり、なかなか面白く見られる。2回目以降も見てみよう。

★劇中のギターについて★

 劇中や、番宣のライブで福山さんが使用していたのは、ギブソンJ-45というアコースティックギターである。これは60年代に生産され、90年代に再生産されたもの。現在もカタログにあるが、価格は30万程度。福山さんのはリイシューの90年代モデルなので、50はいくかも。

 なお、ミュージシャン福山としてライブで使用するのは、映像や写真で見る限りは昔はPRS(後述)、現在はタイラー(同)のようだ。ギター好きで知られる氏だけに、なかなかいいものを使ってらっしゃる。アンプは何とかというシミュレーターを使っているが、また機会があれば。

※PRS・・・ポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)というカスタムギタービルダー。高級な木材を組み合わせた高価なカスタムが人気を呼び、プロ御用達として認識される。サンタナが使用したことで有名になり、多数のユーザーを獲得。一般向けにも人気がある。マイケル・ジャクソンの" This Is It "で一躍有名になった女性ギタリストオリアンティも使用している。ハードロック系専用のイメージもあるが、福山さんも使用しているので、より一般的な音楽にも用いられるようだ。ちなみにお値段は30万~。

※タイラー・・・これも有名なカスタムビルダー。独特のヘッドの形状ですぐわかる。プロ仕様のものだが、マイケル・ランドゥの使用で有名。彼はスティーブ・ルカサーの代用(ちと言葉は悪い)でシカゴや90年代のAORで弾きまくった。日本のミュージシャンでは、浜田麻里のアルバム" Tomorrow "で全編プレイしている。ルカサーと同郷の親友であり、そのテクニックはルカサーのお墨付き。

※今興味本位でググったら、福山さんのギターコレクションは凄まじく、総額は8桁いきそう...。いいなあお金持ちって...orz