やあ、元気で何より。:「ポーの一族」40年ぶりの新作

 1976年に連載終了した萩尾望都大先生の「ポーの一族」数百年の時を旅するエドガー・ポーツネルとそのパートナーのクロニクルだが、この新作が何と40年ぶりに公開された。本日本屋に行って「月刊フラワーズ7月号」を購入。楽しみにしていたので帰宅後早速読む。

 舞台は1944年、二次大戦中のイギリスはウェールズ。ロンドンから疎開してきたエドガーとアランは、疎開先である少女と出会うが、その少女にはある背景が...というもの。

 ストーリー展開はさすが巨匠。名監督のように静かに展開するストーリーはまさに映画。シューベルトの「春の夢」(ググったらクラシックなピアノ歌唱曲だった。)をモチーフとした画面は落ち着きもあって素晴らしい。

 ところが、これは前編。後編は今冬ですと...。


 裏切ったな!僕の気持ちを裏切ったな小学舘!


 ...まあ、30年は待てたのだ。あと半年ほどはどうということもないさ。これを機会に、オリジナルを読み直すのもいいかもしれない。