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「シン・ゴジラ」観賞後の感想①

映画

 あの作品は、公開初日に1回目を鑑賞。大感激のあまりロビーに出てそのままチケット売り機に並ぼうとしたが、思いとどまり、レンタカーゲット後に5:50から2回目を見た。★4.5 まごうことなく近年No.1だ。庵野さん、樋口さん、感謝感謝。やっぱりこの二人は組むとサイコーです。

 

 さてこのレビューは、ネットにはあまたのエントリが溢れかえっており、今さらストーリーもネタバレもないので、鑑賞前提のものを書こうと思う。未見の人にはフルネタバレになるので、お嫌いな方はここまで。では空白。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空白終了。

 

●一番ワクワクしたもの

 怪獣映画でのお楽しみと言えば、「科学の叡知を結集した兵器」である。初代のオキシジェン・デストロイヤー、平成のスーパーX、ミレニアムの機龍シリーズ等だ。打倒のための人類最後の切り札たるそれらは、SFマインドをおおいに刺激し、視覚的にも楽しませてくれた。

 

 ところが「シン・ゴジラ」にはそういうものが登場しない。コンセプトが「現代日本vsゴジラ」なので、みんな大好きメーザー砲やスーパーXはないのだ。

 しかし庵野さんは「知恵は多い方がいい」という考えのもと、ゴジラ打倒のための「ヤシオリ作戦」を立案する。これは日本神話最大の怪物、ヤマタノオロチを倒すために、ヤシオリという酒を呑ませて泥酔させて首を切るといういささか卑怯な作戦にちなんだものだ。ざっくり言うと、

 

「充電中のゴジラを叩き起こし横転させ、口にポンプ車で血液凝固剤を注入。核エネルギー炉である本体の冷却を担っている血液流を止められたゴジラは内部の炉にスクラム(緊急停止)を生じ、反動で急速に冷却して凍結する。」

 というもの。

 

 まずは寝ているゴジラを叩き起こす必要がある。それもインパクトのあるやつが必要だ。「陽動」と呼ばれたヤシオリ作戦フェーズ1は

 

「無人新幹線爆弾」

 

 爆弾を積んだN700系の新幹線を東京駅に突っ込ませ、そこで寝ているゴジラの足元で爆破。ゴジラは目を覚ます。次に陽動成功後は、ゴジラを転倒させる。フェーズ2だ。これは米軍との共同作戦になる。無人機の波状攻撃でゴジラの背中の多重放射エネルギーを使い果たさせ、東京駅周囲のビル群を爆破及び米軍の巡航ミサイルで破壊&ゴジラの方向に倒壊し、重みでゴジラを転倒&埋めてしまう。で、頭を出したゴジラの口にポンプ車群が凝固剤を口から注入する。

 ところがゴジラは首を回し、熱線放射で建機群を蒸発させ立ち上がる。凝固剤注入のためには、もう一度ゴジラを転倒させる必要がある。ここで登場したのが、今作で話題となり拡散しつつある本作のスーパードッキリフィーチャー、

 

無人在来線爆弾!!

 

 これは新幹線以外の在来線の電車が爆装して束になってゴジラに突っ込むという予想の斜め上をいく素敵攻撃である。爆発後空中に舞いゴジラにまとわりつく車両のビジュアルはもう最高!さすがのゴジラも転倒し、凝固剤を飲まされる羽目となったのだった。このシーンだけで、1800円を払ってもちっとも惜しくない。屈指の名シーンである。

(つづく)