あまねく場所に雨は降る...。

 小4の頃、母が病気になり、約半年ほど自宅で寝て療養していた。かかりつけのお医者は隣の内科医だったが、そのお医者さんが言った病名は

 「くもまっか出血」

だった。今なら分かるが、当時小4のガキだった私には理解ができず、とりあえず寝ている母がいることで家庭の雰囲気が実にイヤだったことを覚えている。

 結局その十数年後、母はその病気で亡くなることになったのだが、いるのが当たり前の存在が突然いなくなってしまうことは、その驚きと喪失の恐怖のストレスの大きさは、並みのメンタルでは対応できない。

 今日の午後会見のあった、梨園の名門の奥様を襲った病に関するご主人の会見に、その思いを強くした。二人の子宝に恵まれ、何一つ不自由のない生活を送っていながら、どうして...?世の無情と神の不在を痛感する。せめて現代医学の進歩と、対症療法の向上を願ってやまない。とっても前向きに立ち向かっている彼女の回復を心から祈りたい。

 ファイト麻央さん、ここが踏ん張りどころだ。

 明日から2.5連休。ゆっくりしよう。

小林麻央写真集(DVD付)「まおのきおく」

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第2弾はまだか...?:「シン・ゴジラ」予告


『シン・ゴジラ』予告 - YouTube


 去年の製作発表で驚愕しつつ、楽しみにしている12年ぶりのゴジラ新作。予告編1が発表されてからもう結構時間が経っている。

 予告編(上にようつべリンク)では、ゴジラの咆哮と共に、エヴァでお馴染みの鷺巣氏による悲壮感あふれるストリングスとクワイアーに乗せて動くゴジラの映像がフラッシュで映される。ささくれた表面と巨大で命を持つかのように動き回る尻尾が印象的だ。

 対する人間は、防災服に身を固めた政府関係者がカット毎に登場。先の大震災を否応なく思い起こさせる対応の状況が写し出されていく。ゴジラによる被害の後らしきがれきの山も写り、インパクトは大きい。

 「ニッポン対ゴジラ」のサブタイトル通り、自衛隊全面協力による航空機・艦船も登場。戦闘ヘリと戦車群が一斉に並んでまるで「エヴァ第1話」の冒頭のような光景が写り、後方からの視点による攻撃風景が映り、樋口さんの画造りが際立つ。

 100m以上の巨大なゴジラの足元で爆発する火力攻撃も、ゴジラの怯む様子はまったくない。まさか、○○フィールドを展開しているのかw?

 個人的な興味は「放射能ブレス」の表現である。「平成ガメラ2・3」でガメラのプラズマ火球を「おおっ!」と驚きの視覚効果で凌いだことから、移動に加えて唯一の攻撃手段であるブレスの表現には興味津々だ。

 単純に考えれば、巨神兵よろしくビーム掃射+大爆発だが、地面に並ぶ戦車やロケット砲台と航空機群を一掃するには、「エヴァ序」のラミエル様よろしくこちらを圧倒する大火力を期待したい。

 ...まあ、使○よろしく目が一瞬光って「ドドドドドドド」なのかも知れないが。「爆発の庵野」に期待したい。

 いずれにせよ予告編2の公開が切望される。

【注】 このエントリは以前アップしたかも。その場合はご容赦。

最初からこうなのに:「ラブソング」あと1回

 順調なデビューから、ヒロインの病気→声を失うリスクマックスと難病もののテイストをフィーチャーした最終章。露骨な視聴率UP対策という安易かつ穿った見方もあるが、唯一評価できるのは

「ヒロインの死のリスク」

 がないこと。死を掛け金にこちらの涙を搾り取ろうなんざ下の下である。シンガーにとっての生命とも言える声帯摘出のリスクは、死のメタファーでもあるが、つんく♂の例もあり、命あっての物種であるということは理解できる。

 今回は幼馴染み役の「鬼ちゃん」こと菅田クン演じる空一の演技がよかった。純粋にヒロインのさくらを想う言動にある意味感動。アツい行動と対比となる絶叫マシンに乗った後のタマシイの抜けた表情が良かった。

 福山さんはヘタレ中年から一転、積極的にさくらのやりたい行動をサポートする「いいオジサン」にチェンジ。手術前に挙式を前倒しするという夏帆嬢のファインプレーもあり、ストーリーはファイナル前の大きな盛り上がりを見せた。来週は最終回だが、予告を見るだけなら手術前のトラブルとか、声帯摘出の可否とかを巡っていろいろあるようだ。まあ誰も死なないし、悲劇的な結果にはならないだろうと思う。これが10年前だったり、T○S系のドラマなら必ず生け贄...もとい犠牲者が出ているはずだ。そうだな...

 神代(福山)を呼びに牛丼屋を走り出した空一クンが、焦るあまり横断歩道を走って渡ろうとして、出てきたクルマに...ってのはどうだ?(ゲスい笑い)

 来週は勤務でライブ視聴できないが、FODで見られる。久々の月9完走、楽しみにしよう。

やりきった...。

 夜9時から12時間の夜勤3連発終了。今日明日はお休みである。足の痛みはないが、裏は鈍痛が残る。まあよい。今回はスマホを持ち込み、歩数計測を行ったが結果は何と22000歩強!毎日がロングウォーク...。

 帰ってから洗濯をし、基本休養していたが、不思議なことに寝た覚えがない。「ラブソング」を寝落ちしないように気を付けねば。

 夕方はママチャリでふらりとポタリング。近くの北陸銀行に寄ってから、国道の西に入り、夕日の富山平野をゆっくりと進む。まだ夏には早く、風が心地よい。

 ライドのお供はスマホのライブラリだが、拾い物はNegiccoの新譜「ティー・フォー・スリー」。ポップでキャッチーな曲が多く好印象。ピアノバラードのいい曲があったのでクレジットを見ると

 歌詞:坂本真綾

 えええええ!?

 その他にもいろんなアーティストからの提供曲が多く、聴き応えがある。相変わらず愛されるネガティブ・ガールズだ。

 さ、明日もゆっくり回復に努めよう。

ティー・フォー・スリー

ティー・フォー・スリー

あと1日...

 夜勤3連発の2夜が終了、疲れた。あと1夜。歩き抜くのよ。仕事は昨日からエリア限定からフルエリアでの運搬に変わった。当初はパニクったが、深夜3時を過ぎた頃から徐々に慣れて落ち着いて作業できるようになってきた。終了時には課題となる運搬のルーティングも効率的にこなせるようになった。あとは経験値の増加と習熟度のアップのみだ。ちょっとだけ明るくなってきた。がんばろう。

 さて、このところ珍しくコミックを購入している。一昨日は待望の「HUNTER X HUNTER 」33巻、機能は「暗殺教室」20巻を購入。いずれもジャンプ連載のものだ。特に「HUNTER~」には感動した。

 作者の冨樫氏は、以前短期連載の「レベルE」(全3巻)という作品で、驚異的に緻密なストーリーテリングを展開し、一つの傑作SF漫画をものした。

 その後始めた「HUNTER~」でも、主人公ゴンの成長課題に「ハンターの概念とその認定試験」「武闘能力としての念能力という特殊能力」を組み込み、その緻密な設定能力を活かして読者を惹き付け、主人公が身に付けた能力の発揮場所として、「幻影旅団」という敵集団や「ヨークシンシティ」を設定。バトル物としても十分な面白さを維持し、「グリードアイランド」という念能力を利用するゲームをプレイすることによって、ゲームプレイとクリアへの興味を引き続けた。

 ところが「グリードアイランド」編の終盤に、一匹の漂着した蟻の女王が衝撃の展開を見せる。キメラアントと呼ばれたその蟻には「捕食した相手の能力を身に付ける」という特異能力があり、結果的に「念能力を持つキメラアント」軍団が誕生し、一国の実権を乗っ取り、世界の驚異となったのだ。軍団の強行偵察と、その後の殲滅作戦には主人公の先輩にあたるハンター協会の実力者が担当。「ジョジョ」のスタンドバトルに並ぶ念能力の多彩なヴァリエーションと多様なバトルは、読み応えのあるものだった。

 「キメラアント編」が作者の度重なる休載を挟み、意外な形(○兵器の使用)でようやく決着をみた後、そのストーリーを引き継ぐ形で「暗黒大陸」編がスタート。再び長い休載を経て、現在連載は再開している。この巻は新編の状況説明とバックストーリーの展開だが、まあ面白いこと。よくできたSFを読んでいるような感覚だ。

 通常世界の外に存在する暗黒大陸。人類にとって素晴らしい価値を持つ物質の宝庫であるが、その大陸に棲む「住人」と「保護者」は人類の存続を危うくする超高危険度の「厄災」であった。この大陸への進出を表明した独裁国家と既存の有力国家群との軋轢、更にハンター協会の内紛、独裁国家の王位継承争いが絡んで複雑なストーリーは魅力十分。よくできた小説を読むような読後感に浸れる。

 一方「暗殺教室」は先日連載終了し、次巻がフィナーレ。今巻がクライマックス&ラストバトル。来月はエピローグだ。興味深い「殺せんせー」の正体は以前に明かされたらしい。少し戻ってみてもいいかも。

 「ジャンプ」をフォローしなくなって随分経つ。昔から知っているのは「こち亀」だけだ。立ち読みできる環境はあるので、少しづつフォローするのもいいかも。

 まずは今夜、がんばろう。

HUNTER×HUNTER 33 (ジャンプコミックス)

HUNTER×HUNTER 33 (ジャンプコミックス)

あの時キミは若かった。

 故郷の友人が、引っ越し祝いに贈り物を送ってきた。モノはDVD1枚。

 残念ながらR18モノではなくw、懐かしい映像を編集したものだ。

 時は1988年、8月から翌年5月まで、自分はとある通産省(当時)関係の施設に出向していた。富士山麓にあったその施設は、民間の企業から派遣された20代後半~30代前半の人々が、前半は東南アジアの、後半は欧米の短期留学生と一緒に寮に暮らし、国際関係の学習をするというものだった。もちろん会話は英語である。

 それまで英語を聞いたり話したりした経験はなく、最初のうちは話していることがまったく分からずにストレスとなっていたが、数週間経ったある日、突然霧が晴れたように相手の言うことが分かるようになり、以降ストレスは軽減した。「リアルスピードラーニング」である。(嘘つけw)。

 自分は部屋に当時所有していた楽器類ーギター、シンセ、エフェクト、ミキサー類ーを持ち込んでいたので、ほどなく同僚の知るところとなり、12月14日のクリスマスパーティーでバンド演奏をすることになった。実はライブ演奏自体初の経験である。

 演奏曲は決まり、担当楽器も決まった。メンバーとその出身は
ギター&ヴォーカル・・・私(某金融関係)
ギター・・・某電力会社。
ヴォーカル・・・某食品会社。
ヴォーカル・・・某鐵工所。

 である。ドラム、ベース&キーボードパートは楽譜を手に入れ、自分所有のキーボードとMIDIシーケンサーでバックトラックを打ち込み、ギターとヴォーカルを被せるという形式である。キーボードは

メイン:ヤマハDX-7II
サブ:コルグM-1R、オーバーハイムMatrix-1000、
ドラムマシン:ヤマハRX-5

MIDIパッチャーで分岐してコントロールするというものだ。MIDIシーケンサーヤマハQX-3。コンピューターコントロール以前の最新鋭ライブシステムである(年寄りの自慢)。

 リハーサルは施設の体育館で行われた。簡易PAとマイクがあったので、ステージ上に機材一式を持ち込み、そこで夕食後に連夜行ったのだ。時期は11月中旬、夜ともなれば冷え込みも強く、エアコンもない屋内は着込まないと寒い環境だったが、初ライブに向けてモチベーションの高まった自分にはむしろ楽しかった。

 故郷の旧友がここを訪れたのはこの頃である。休暇を利用してやってきた彼は、当時の最新8mmビデオカメラを持っていた。

【注】今でこそビデオと言えばデジタルorHDD録画がデフォだが、当時はアナログであり、ビデオフォーマットもいくつかあった。代表的なのはVHS(パナソニック等)とベータ(SONY等)で、民生用ビデオはこの2つが鎬を削っていたが、ビデオカメラにもC-VHSと8mmという互換性のない規格があったのだ。詳細はWikiにて。

 彼は滞在中の様子をビデオに録っており、ある夜のリハーサル風景を収録していた。時を経て、その映像を曲ごとに編集し、DVDに落としたものを送ってくれたのだ。当然サウンドはカメラ内蔵マイク、無編集である。

 この中には、88年の自分とバンドメンバーの当時のプレイが収録されている。驚くのは当時の本人の身軽さだ。軽く身体を揺すりつつ、楽しそうにプレイする自分の姿は、現在の「飛べず走れず弾けぬデブ」とは大違いだ。

 ちなみに、

 某鐵工所のヴォーカルは現在父の跡を継ぎ、社長。

 某食品会社のヴォーカルは人事関係に長く従事し、現在とあるセクションの長。

 某電力会社の人は音信不通だが、美人のお嫁さんとうまくやっているだろう。

 そして某金融系の会社員は、流転の末今は派遣工員。


 人生いろいろである。

休日DAY1

● 6/1

 朝はいつも通り起きるが、足の違和感があるので朝御飯を食べつつまったり。

しかし休日を楽しもうという意欲が勝り、洗濯を済ませて10時過ぎに出かける。事前にググって戸出駅までの順路と距離(約900m)は頭に入っていたので、てくてく歩くことに。外は晴れていい天気。20分ほど歩いて戸出駅に到着。

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雰囲気のある町の駅。

新高岡までの往復券を買い、しばし待って乗車。10分ほどで新高岡に着いた。

 ところが駅から出てみると、いささか離れた場所にイオンモールがある。諦める距離ではないが、

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さて、どうしたもんじゃろのう(非許諾)。

 あ、日産レンタカーがある。よっしゃ借りよう。というわけで軽自動車はDAYZをレンタル。三菱問題が飛び火して話題にもなったが、そんなことは関係ない。カーナビのBluetooth接続がうまくいかなかった以外は、最新のカーナビと過不足感ないパワー感が十分な普通の車だった。いい車だ。

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安心の日産車。

 さて、まずは自宅近くに行き、砺波まで足を伸ばし、ランチに新高岡の「すし食いねぇ!高岡南店」に向かう。ほどなく到着。

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期待は高かったが…。

店内はランチ時でほぼ満席で5分ほど待って着席。まずはランチセット10貫+味噌汁¥1600を注文。来たのはトロうにカニ白身の盛り合わせ。味は...普通。ネタはおいしそうなものがあるが、結構単価が高い。500円以上が目につく。以前行った福井市のお店に近い。通算10皿程度で撤収。

 さて、時間は夕方までなので、せっかくだから能登半島に行ってみようと思い、スマホのマップを覗く。まずは一番端に行きたいが、まあ時間的にアレなので、半島中部の能登島の東にある「ふれあいパーク長崎」に行き先を決定。一般道で50kmほどの距離だ。陽射しは強いが、気温は20度程度と絶好のドライブコンディション。ウインドウ全開で気持ちいい!

 立派な都会の高岡駅を過ぎ、市電の走る街並みを抜け、氷見市を通過。しばらく走ると富山湾に出て、湾沿いのR160をドライブ。何か故郷の錦江湾沿いをドライブするような感覚。道端の自販機でドリンク(ヨーグルジー)を買って休憩。気持ちいい。山を越えて七尾市に入り、道なりに走ると「和倉温泉」に出た。名前は知っている。いずれまた。少し行くと、能登島との連絡橋、能登島大橋が現れた。
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BGM: Loveland, Island / 山下達郎

以前行った山口県西端の「角島大橋」をイメージする景観に興奮。能登島に入った。

 しばらく島内の道を走る。カーナビの案内通りにしばらく走ると、目的地の「寄り道パーキング ながさき」に到着!

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あり?

 ...え~と、個人宅の駐車場?無人の掘っ立て小屋と小さいマウンドがあるだけで、何もない。

「237号室には何もない。」(from『シャイニング』)

 その先の海水浴場まで行けばよかったな。さ、撤収。

 時間が押していたので、料金覚悟で七尾から高速に乗る。がこれは無料区間。無事に新高岡に着き、返却。走行173.2km、給油7.84㍑、燃費22.09km/㍑。エアコンはまだいらない。またね。

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またね~。

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夕日の新高岡駅

 その後は6時過ぎの電車に乗って帰宅。歩数でいうと1500歩程度はあるようだ。次回からはチャリでもオッケーだな。帰宅後は休養。

 こうして休日1日目は終了。明日は休養日に充てよう。